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麻酔メカニズム研究会 “Re-born 4th”

2023年11月28日 会合

アメリカのユタ大学で活躍された故上田一作 先生(『麻酔10月号』参照)とその留学生らが、臨床麻酔科医と基礎研究者の貴重な意見交換の場として麻酔メカニズム研究会を築きました。そして、今や "Re-born"(生まれ変わり)の名のもと、新しい世話人で麻酔メカニズムの未知なる領域に挑戦しています。

今年の研究会では、まず、麻酔の常識とされる蛋白受容体説の検証に焦点を当てます。光学異性体による効力の差が広く知られていますが、それが麻酔の受容体説を本当に裏付けるものだったのか?基調講演では、“タンパク質と脂質膜の決闘”と題し、光学異性体効果が脂質膜説を駆逐したのかについて深く迫ります。

Re-bornとして毎年企画する異文化の招待講演は、大阪大学名誉教授の 難波啓一 先生にお願いしました。講演では、クライオ電顕によるタンパク質の構造決定、AIによる構造予測などについて主としてお話、さらに麻酔のメカニズムに関連して局所麻酔薬とタンパクの結合について知見にも触れていただく予定です。

さらに、麻酔メカニズムに限らず、新たなアイデアや研究成果を共有し、広く議論の舞台を提供するために、一般演題(ポスター形式)も広く募集します。

日時:2023年12月23日(土)13時から17時30分
開催形式:現地開催(対面方式)
会場:千里ライフサイエンスセンター 千里ルームB
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-4-2
https://www.senrilc.co.jp/index.html

テーマ:麻酔メカニズムの伝統を超えて新しい発見に向かうために!
招待講演:大阪大学大学院生命機能研究科 難波啓一 先生 
基調講演:徳島大学大学院社会産業理工学研究部 松木 均 先生
シンポジウム:計画中
一般演題(ポスター):“麻酔/麻酔薬に関連する全て”として広く募集。ポスター形式にしてAward(賞金あり)を設定。

参加費:一般2000円 院生/研修医1000円(院生/研修医で筆頭発表者:無料)
参加登録期間:11/6-12/23 ポスター締め切り:11/30

以下のURLから登録お願いします。
 https://re-born-4th.peatix.com/view
 Facebook:https://www.facebook.com/groups/522450037948302?locale=ja_JP

世話人代表:中江 文(大阪大学生命機能研究科)

問い合わせ先:麻酔メカニズム研究会 事務局    

Email:pain_innova(at)fbs.osaka-u.ac.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)



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