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科学技術振興調整費 新興分野人材養成 産総研ナノバイオ分野人材養成ユニット・シンポジウム

2007年11月20日 会合

 ナノテクとバイオテクが融合したナノバイオ分野では、チップテクノロジーやDDSに代表されるように医薬・医療分野への展開が大きく期待されています。しかし、このような融合分野で研究開発を推進できる人材は不足しています。そこで産総研では、文科省・科学技術振興調整費により産総研ナノバイオ分野人材養成ユニットを平成15年度に立ち上げました。
 この人材養成ユニットは産総研のライフサイエンス系、材料・ナノテク系、情報系の5つの研究ユニットから構成されています。ここでは、講義や技術講習に加えて、研究実習により実践的に技術・知識を被養成者に習得させることを行ってきました。また実際の養成活動を通じて、ナノバイオの知識の検定試験、他機関でも利用可能なシラバス作成なども検討してきました。
 今回のシンポジウムでは、当人材養成ユニットのこれまでの活動の概要と研究成果を報告致します。研究成果については、養成者による概要報告、当人材養成を経て現在企業で活躍されている研究者の招待講演と現在所属している被養成者のポスター発表を行います。また同時に、ナノバイオ分野で大きな注目を集めている生体分子や細胞を用いた微小デバイス創製に関する世界トップレベルの研究者3名の招待講演も企画しました。
 ナノバイオ分野にご興味のある方だけでなく、融合分野の人材養成にご興味のある方のご参加をお待ちしています。

主催: 独立行政法人産業技術総合研究所

日時:平成19年12月18日(火)13:00~17:20

場所:秋葉原ダイビル2階 秋葉原コンベンションホール
産総研ナノバイオ分野人材養成ユニット
産総研関西センター

プログラム:
司会: 産総研セルエンジニアリング研究部門生体運動研究グループ長 上田太郎
開会の挨拶 湯元 昇(ユニット代表・産総研研究コーディネータ)
来賓挨拶 
「産総研ナノバイオ分野人材養成の概要」湯元 昇(ユニット代表・産総研研究コーディネータ)
Dr. Henry Hess (Department of Materials Science and Engineering, University of Florida)
“Biomolecular motors for directed assembly and hybrid devices”
産総研ナノバイオ分野人材養成の研究成果
    芝上基成、岡田知子、久保泰、達吉郎、上田太郎(産総研ナノバイオ人材養成ユニット)
被養成者によるポスター発表
招待講演1「高分子キャリアのナノバイオへの応用」
    平 修(東成エレクトロビーム 株式会社)
招待講演2「細胞の力学的機能を用いた微小生命機械システムの創製」
    森島圭祐(東京農工大学・大学院工学府 機械システム工学専攻)
招待講演3「マイクロ流体デバイスによる膜タンパク質計測」
    竹内 昌治(東京大学・生産技術研究所)
閉会の挨拶 請川孝治(産業技術総合研究所・関西センター所長)
交流会

参加費:無料(但し、交流会は会費5,000円/人)

参加定員:300名(定員に成り次第締め切ります)

申込方法:下記メールにて、件名(subject)を“参加申し込み”と記載の上、会社名又は機関名、所属、氏名、電話番号、交流会参加の有無をご連絡願います。準備の都合上、なるべく11月27日までにお申し込み下さい。

詳細は下記URLをご覧ください。

申込み・連絡先:研究講演会事務局 (産業技術総合研究所関西産学官連携センター内)
TEL.072-751-9606 FAX.072-751-9621

Email:nanobio-forum(at)m.aist.go.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)

URL:http://unit.aist.go.jp/rice/link/nanobio/0100event/sympo200712.htm



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