2025年08月08日 会合
開催趣旨
本セミナーは、現象数理学が自然・生命・社会現象と深く関連し得る研究分野であることを、数理科学研究者のみならず数理科学に興味を持つ幅広い層に認知いただくため、MIMSが2020年度から開始した公開リモートセミナーです。
本年度は、京都大学医生物学研究所の望月敦史教授を講師にお迎えし、既存分野を越えた分野融合型の新しいライフサイエンスの視点からご講演いただきます。数理モデルの初心者向けセミナーとして、大学院生および学部3年生以上の参加を想定しますが、異分野の大学院生や研究者の方の聴講も歓迎します。奮ってご参加下さい。
概要
日時:2025年9月11日(木) 15:20~17:00
講師:望月敦史 氏 京都大学医生物学研究所 生命システム研究部門 数理生物学分野 教授
講演概要:
多数の生体分子が相互作用する複雑なシステムから、様々な生命機能が生まれることが分かってきました。生命システムのダイナミクスを理解する必要性が高まっている一方で、その複雑さが理解を妨げています。これに対し我々は、ネットワークのトポロジーだけから力学的振る舞いの重要な側面が決定できることを発見し、構造理論として展開してきました。今回は、幾つかの構造理論と、それら用いて実際の生命現象を解明した例について紹介します。
詳細や参加申し込みは、下記URLよりご確認ください。
URL: https://cmma.mims.meiji.ac.jp/events/remoteseminar/20250911.html