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特任助教(常勤)(金沢大学・ナノ生命科学研究所 柴田研究室)

2023年01月17日 公募

機関名:金沢大学

機関または部署URL:http://nanolsi.kanazawa-u.ac.jp/

部署名:ナノ生命科学研究所

機関種別:国立大学

求人内容:
金沢大学ナノ生命科学研究所(NanoLSI)は文科省世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)による世界的な研究拠点として,平成29年10月に設立されました。本拠点では、世界最先端のバイオSPM(走査型プローブ顕微鏡)技術と超分子化学技術を融合・発展させ,細胞の表層や内部におけるタンパク質,核酸などの動態をナノレベルで直接観察,分析,操作するためのナノプローブ技術を開発します。そして、これらの革新的ナノプローブ技術を基盤として、「がん」研究や計算科学の知見を統合的に活用することで、細胞の基本機能の仕組みをナノレベルで根本的に理解することを目標としています。さらに、これらの研究活動を通じて、ナノプローブ技術を基盤として様々な生命現象の根本的理解を目指す新学術領域、「ナノプローブ生命科学」分野の創出を目指します。

ナノ生命科学研究所において、「特任助教」として、以下に挙げるナノ計測分野と生命科学分野の融合研究に取り組むことのできる優秀な研究者を募集します。

①柴田研究室は高速原子間力顕微鏡(高速AFM)を用いて,生きた哺乳類細胞の形態変化をナノスケールで動画撮影することに成功してきた [Sci. Rep. 5, 8724, (2015)]。この技術と光学顕微鏡を組み合わせ,生きた細胞の活動に伴うナノスケールでの形態変化と,それに関わるタンパク質分子の局在化を同時に観察し,細胞表面の膜動態とその分子機構の解明を目指す。
②当研究室は高速AFMを用いて,単離精製されたタンパク質の動態観察を行い,いくつかのタンパク質の分子作動機構を明らかにした [バクテリオロドプシン: Nat. Nanotech. 5, 208 (2010), CRISPR/Cas9: Nat. Commun. 8, 1430 (2017)]。本研究の発展として,さらに様々なタンパク質に対して高速AFMを適用し,その分子作動機構の解明を目指す。

勤務地住所等:
金沢大学ナノ生命科学研究所 石川県金沢市角間町(角間キャンパス)

募集人員:1名

着任時期:2023年4月1日以降のできるだけ早い日

研究分野
1大分類 生物学 小分類 生物科学
2大分類 総合理工学 小分類 ナノ・マイクロ科学

職種:助教相当

勤務形態:常勤(任期あり)

応募資格 :
①充分なコミュニケーション能⼒を有し,英語で研究活動が行えること
②生物物理学,生化学,分子生物学,細胞生物学,構造生物学,神経科学,応用物理学のいずれかの研究領域での研究発表,および論文執筆の実績があること
③走査型プローブ顕微鏡(SPM)の研究実績を有することが望ましいが必須ではない。少なくとも、SPM技術開発に意欲的に取り組むことができることが必須である。
④生命科学分野の研究経験を有することが望ましい。少なくとも、細胞生物学分野の研究テーマに意欲的に取り組むことができることが必須である。
⑤博士の学位を有していること(着任までの取得見込も含む)

待遇
職名:
特任助教(常勤)

雇用期間:
2023年4月1日以降のできるだけ早い日~3年間
(雇用期間満了後,更新の可能性有り。雇用開始日については応相談。)

スタートアップ経費:
研究経費として初年度100万円を措置する予定

勤務形態:
国立大学法人金沢大学職員就業規則の労働時間,休日及び休暇等に関する規程による。
※専門業務型裁量労働制適用

給与:
年俸換算:本給420万円+特別拠点⼿当132万円以上
特別拠点⼿当の額は採⽤後の業績・評価により変動します。

社会保険等:
国家公務員共済組合,雇用保険,労働者災害補償保険に加入

上記以外の勤務条件については,国立大学法人金沢大学職員就業規則等によります(以下のURLをご覧ください)。
https://www.kanazawa-u.ac.jp/university/administration/regulation/rules

募集期間:2023年3月16日 必着(ただし,応募者があり次第随時選考を実施し,公募開始後1カ月を経過した時点で適任者が見つかっている場合は,公募を打ち切ります。)

応募・選考・結果通知・連絡先[応募方法(書類送付先も含む)
応募書類:
①履歴書(写真添付,現住所,連絡先[電話番号,メールアドレス],学歴,研究歴,職歴,
所属学会,賞罰)
②研究業績(学位論文,査読付論文,学会発表,総説・解説,著書,特許等に分類し,共著者名,発表機関,巻(号),最初と最後のページ,発表年を記載する)   
③主要論文の別刷(5編以内,コピー可)
④科学研究費補助金,受託研究,共同研究,寄附金などの外部資金の獲得状況
⑤これまでの研究・教育活動と採用後の研究に対する抱負(A4サイズで2ページ程度)
⑥応募者について照会可能な方(2名)の氏名、所属、および連絡先

●応募書類は,E-mailにて送付してください。
送付先Email:nanolsi-jobs(at)adm.kanazawa-u.ac.jp
*(at)を@にご変更の上、ご活用ください
●5MBを超えるファイルは受け取れないため,別途アップローダーを利用してください。
●件名に「特任助教公募書類(柴田教授公募分)」と入力願います。

選考内容(選考方法,採否の決定),結果通知方法
書類選考及び面接:
(書類選考後,随時面接の必要な方に連絡いたします。)
面接に伴う交通費等選考にかかる費用は自己負担となります。

連絡先(担当者所属,役職,氏名,e-mail,電話番号)
業務内容については,下記宛にお問い合わせください。
金沢大学ナノ生命科学研究所 教授 柴田 幹大
Tel:076-264-5927
Email: msshibata(at)staff.kanazawa-u.ac.jp
*(at)を@にご変更の上、ご活用ください
HP: https://bioafminfi.w3.kanazawa-u.ac.jp/

就業規則や事務手続きについては、下記宛までお問い合わせください。
金沢大学ナノ生命科学研究所事務室
Tel: 076-234-4550
Email: nanolsi-jobs(at)adm.kanazawa-u.ac.jp
*(at)を@にご変更の上、ご活用ください

備考
(1)就業規則に関する規程については,下記URLをご覧ください。
http://www.kanazawa-u.ac.jp/university/administration/regulation/rules
(2) ナノ生命科学研究所では,ダイバーシティ研究教育環境の整備を推進しており、人材の多様性を目指す視点から海外での教育・研究経験者の積極的な応募を歓迎します。
(3) ナノ生命科学研究所では男女共同参画社会基本法の趣旨に則り,女性研究者の積極的な応募を歓迎します。
https://nanolsi.kanazawa-u.ac.jp/research/diversity/
(4) ナノ生命科学研究所では,外国人若しくは日本人(女性)の採用を積極的に行います。



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