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「中性子産業利用報告会」開催案内

2022年05月24日 会合

主催:
J-PARC センター
JRR-3
茨城県
(一財)総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センター
中性子産業利用推進協議会

協賛:日本生物物理学会ほか

J-PARC MLF では産業利用への取組を振返り、今後の方向性を示すことを目的として「J-PARC MLF 産業利用報告会」を平成 29 年からこれまでに、4 回開催して来ました。
令和4年度からは研究用原子炉 JRR-3と共に、「中性子産業利用報告会」をスタートさせます。
日時:
(第1日)令和4(2022)年 7 月 14 日(木)13:00~16:50(受付:12:00 開始予定)
(第2日)令和4(2022)年 7 月 15 日(金) 9:10~17:20(受付: 8:30 開始予定)

場所:秋葉原コンベンションホール(秋葉原駅前) http://www.akibahall.jp/
(講演についてはリモートで配信予定です。ポスターセッションの配信は行いません)

参加費:無料

参加登録:報告会サイトを設置次第、参加登録を受け付けます(4月開設予定)。

意見交換会:7 月 14 日(木)17:05~18:30 無料
(秋葉原コンベンションホール・ホワイエにて)

開催趣旨:
この報告会は産業界の方々からの要望(中性子・ミュオンで何が分かるのか、どう使えるのか知りたい)に応えるために「中性子・ミュオンで何が見えるか」「何に使えるか」に焦点を絞り、産業界の「見たいもの」とのマッチングを図ることに重点を置きます。すなわち、下記の方針に沿って今回のプログラムを編成しました。
①(産業界)利用の現状、施設に何を望むのか、必要な技術とは何かを示す。
②(施設側)施設が提供できる技術とその限界を示す。
③(共同研究グループ)MLF、JRR-3 で始動した共同研究の成果を示す。
④カーボンニュートラル、DXなど、社会から求められている課題解決への取り組み、貢献について紹介する初日の講演終了後には意見交換の場を、また、2日目のポスターセッションと講演終了後には利用相談・個別相談の時間も設ける予定です。多数の皆様のご来場、ご参加をお待ちしております。

プログラム
7 月 14 日(木)
開会 司会: 司会:脇本秀一(J-PARC センター)
13:00~13:05 開会挨拶 小林 隆 J-PARC センター長
13:05~13:10 文部科学省挨拶
13:10~13:15 開催にあたっての注意事項説明 報告会事務局
セッション1 施設報告と産業利用の現状 司会:中島健次(JAEA)
13:15~13:35 J-PARC MLF の現状と J-JOIN の活動 大友季哉(J-PARC センター)
13:35~13:55 JRR-3 における産業利用への期待 武田 全康(JAEA)

セッション2 産学連携活動I 司会:野間 敬(CROSS)
13:55~14:15 機能性高分子コンソーシアムの成果(仮) 宮﨑 司(CROSS/京都大学)
14:15~14:35 量子ビーム分析アライアンスの現状と今後の展開について
竹中幹人(京都大学/CROSS 量子ビーム分析アライアンス代表)
14:35~14:50 休憩
特別講演I 司会:増井友美(住友ゴム工業株式会社)
14:50~15:30 革新的接着技術の構築と中性子への期待 田中敬二(九州大学)
15:30~15:50 接着現象の理解と制御に向けた界面構造解析 川口大輔(九州大学)

セッション3 産学連携活動 II(豊田中央研究所-J-PARC MLF 連携)
司会:長井康貴(株式会社豊田中央研究所)
15:50~15:55 連携概要 葛谷孝史(株式会社豊田中央研究所)・大友季哉(J-PARC センター)
15:55~16:10 高分解能中性子イメージングによるパワーモジュールの内部可視化
瀬戸山大吾(株式会社豊田中央研究所)
・伊勢川和久(JAEA/株式会社豊田中央研究所)
16:10~16:25 量子ビームによる燃料電池触媒層アイオノマ中のプロトン伝導機構解析
篠原朗大(豊田中研)・原田 雅史(株式会社豊田中央研究所)
・伊藤 華苗(JAEA)
16:25~16:50 ミュオンと中性子によるリチウムイオン電池の熱安定性に関わる解析技術
梅垣いづみ(KEK)、野崎洋(株式会社豊田中央研究所)
16:50~17:05 休憩
意見交換会 司会:松江秀明(JAEA)
17:05~17:10 開会挨拶 中村道治 中性子産業利用推進協議会副会長
17:10~18:25 意見交換会
18:25~18:30 閉会挨拶 柴山充弘 CROSS 中性子科学センター長

7 月 15 日(金)
特別講演 司会:安齋英哉(茨城県)
9:10~9:50 SDGs が科学技術に求めるもの
中村道治(中性子産業利用推進協議会 副会長、科学技術振興機構 名誉理事長)

セッション4 カーボンニュートラルに向けた基盤研究
司会:中田 克(東レリサーチセンター)
9:50~10:10 磁場中中性子回折による磁気冷凍材料の磁化過程観測(仮) 北澤英明(NIMS)
10:10~10:30 新規熱制御酸化物材料の探索 島川祐一(京都大学)
10:30~10:50 ナトリウムイオン電池の負極材料開発に光
-ハードカーボン中のナトリウムイオン拡散を観測-(仮) 大石一城(CROSS)
10:50~11:00 休憩

セッション5 ライフサイエンス分野における中性子・ミュオンの利用
司会:小島優子(三菱ケミカル)
11:00~11:20 アカデミア創薬から始まる中性子への期待 + AMED BINDS(Phase2)事業を通
じて 上村みどり(CBI 研究機構量子構造生命科学研究所)
11:20~11:40 H と D を区別し H/D の割合を示す中性子タンパク質構造解析から何が分かるか
山田太郎(茨城大学)
11:40~12:00 NMR+中性子による構造解析(仮) 山口秀幸(味の素株式会社)
12:00~12:20 ミュオン回転緩和法(μSR)による酵素反応のプロトン移動の観測
清谷多美子(昭和薬科大学)
12:20~13:20 昼食

ポスターセッション&コーヒーブレーク 司会:鬼柳亮嗣(J-PARC センター)
13:20~13:25 ポスターセッション説明 実行委員
13:25~14:30 ポスターコアタイム <J-PARC MLF 実験装置、JRR-3 実験装置>
(利用相談、個別相談)
特別講演 司会:大友季哉(J-PARC センター)
14:30~15:20 マテリアル分野の研究 DX について
江頭 基(文部科学省研究振興局 参事官ナノテク物質材料担当)
セッション6 中性子・ミュオン施設におけるDXの取り組み
司会:川北至信(J-PARC センター)
15:20~15:40 J-PARC MLF における遠隔化・自動化の取り組み(仮)
稲村泰弘(JAEA/J-PARC センター)
15:40~16:00 ディープラーニングによる中性子反射率測定の高速化
青木裕之(J-PARC センター)
16:00~16:20 宇宙線のミュオンと中性子が引き起こす半導体ソフトエラー
加藤貴志(ソシオネクスト)
閉会 司会:曽山和彦(J-PARC センター)
16:20~16:25 閉会挨拶 武田全康 JAEA 物質科学研究センター長
利用相談・個別相談
16:25~17:20 利用相談・個別相談
以上



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