2022年03月07日 公募
募集職種:
チームリーダー
募集人数:
3名程度(3名以上採用する場合は、女性を1名以上採用する)
応募資格:
・ 博士号取得者または同等の研究能力を有する方。
・ [研究室の概要]に記載の研究課題を統括・遂行するために相応しい知識と経験を有する方。
勤務地:
理化学研究所 生命機能科学研究センター(横浜地区)
神奈川県横浜市鶴見区末広町1-7-22
研究室の概要:
生命機能科学研究センター(BDR)は、個体の誕生から死までのライフサイクルの進行を、分子・細胞・臓器の連関による調和のとれたシステムの成立とその維持、破綻に至る動的な過程として捉え、個体の一生を支える生命機能の解明に取り組みます。
分子、細胞、組織、臓器、個体にわたる階層をつなぎ、これらの各階層における発生から成長、生殖・遺伝、老化、生命の終焉までの時間軸を含めた生命現象の理解を通じて、生命の根本原理を明らかにすることを目的としています。
当センターでは、生体分子の構造やその解析を基盤にした次世代の構造生命科学分野を開拓し、先端的な研究を行うチームリーダーを募集します。近年のクライオ電子顕微鏡技術の台頭や、AlphaFold2に代表されるような機械学習ベースの技術の発展に見られるように、分子に基づく生命科学の研究分野は大きな転換点を迎えています。生体分子が形成する複合体やメゾスケールの構造体の解析を通して分子とオルガネラ・細胞をシームレスにつないで理解する機運が高まりつつあります。その中にあって、生物の階層性や経時変化を意識し、最先端の技術を駆使して生命現象と原子レベルのメカニズムとを橋渡しする研究をリードする人材が望まれます。先進的な構造生物学的アプローチや分子の動態を明らかにする計算科学的アプローチ、理論に基づいた機能性分子のデザイン等の合成生物学ないし創薬を目指したアプローチに加え、複数の手法を組み合わせた画期的なアプローチによる提案が期待されます。
BDRでは、スタートアップ費用や年間研究費、経験豊富なシニアPIによる指導など、初期キャリアのチームリーダーが独立して研究を行うための優れた環境を提供します。研究チームは、クライオ電子顕微鏡、NMR、富岳、MDGRAPE-4A等最先端の装置や様々な動物モデル、マウスゲノム工学、マルチスケールイメージングとオミックス等の最先端の施設を利用でき、医療機関や企業、提携大学院との活発な共同研究の機会もあります。詳細は、BDRウェブサイトをご覧ください。
性別や国籍を問わず、理化学研究所のダイバーシティを広げることができる方のご応募をお待ちしています。BDR内での公式な科学的なコミュニケーションは英語で行われています。
締切日:
2022年6月20日正午(日本時間)必着
着任時期:
2023年4月以降(応相談)
詳細:
詳細情報および提出書類につきましては、下記ウェブサイトをご覧ください。
https://www.riken.jp/careers/researchers/20220302_4/index.html