2017年10月13日 会合
主催:日本化学会 コロイドおよび界面化学部会
協賛:(一社)日本生物物理学会ほか
日時:2018年1月25~26日
場所:化学会館 7Fホール(東京都千代田区神田駿河台1-5)
会告要旨:
コロイド・界面化学を応用した技術は、医薬品や化粧品、洗剤のようなトイレタリー製品、液晶フィルムのような光学製品など驚くほど幅広い製品に用いられています。今回のシンポジウムは、商品を開発する技術者・関連する基礎研究に従事する研究者に向けて、界面化学研究の先端を担う第一人者から学び、そのコロイド界面技術に裏付けされた次世代の商品開発へと応用していくためのヒントにしてもらえるような講座を設定しました。コロイドの分散・凝集による様々な機能発現とその応用事例を中心に、研究スピードの向上や製造効率の向上まで幅広いテーマセッションに参加して次世代の商品開発・応用研究の参考にしてみませんか?
講演内容:
1/25(木)コロイドラーニング・アドバンス:新たな応用へ導く先端技術の結晶
10:00-乳化・可溶化・洗浄剤処方設計における相平衡図の読み方・使い方
資生堂 渡辺 啓
10:55-高分子ゲルの新たな世界 基礎から設計戦略、最新応用まで
関西大学 宮田 隆志
12:45-ケイ素系有機無機ハイブリッドの挑戦~透明、断熱、柔軟低密度材料~
京都大学 中西 和樹
13:40-微粒子・ナノ粒子の“サイズと形”を如何に制御するか?~基礎から先端材料まで~
東北大学 蟹江 澄志
14:35-液晶系ソフトマターの構造とレオロジー
北海道大学 藤井 修治
15:30-放射光により見えてくるソフト界面膜の新たな描像とその展開
九州大学 瀧上 隆智
16:25-ソフト界面・ナノ界面の特徴的なトライボロジー
花王 山田 真爾
1/26(金)テーマセッション:コロイド界面技術で広がるNext Stage
9:50-人工知能を用いた界面解析と原子分解能顕微鏡を用いた液体中原子・分子解析
東京大学生産技術研究所 溝口 照康
10:50-リン脂質分子集合体が生み出す構造発色
東京都市大学 黒岩 崇
12:40-生物に学ぶ 接着・構造色・超撥水技術
東北大学 藪 浩
13:25-円盤状分子が創る新たな機能 ~位相差光学フィルムと潤滑剤~
(元 富士フイルム)東京大学 河田 憲
14:20-泡で達成する新たな世界 ~肌へのマイルド性と洗浄性の両立~
花王 日下 梓
15:05-エマルションの限界を超える~「コアコロナ粒子」乳化技術と化粧品への応用~
資生堂 杉山 由紀
16:00-好きなサイズでリポソーム生成 ~マイクロフローフォーカシング~
神戸大学 鈴木 洋
16:45-薬物の皮膚への高浸透を可能にする次世代コロイド技術
九州大学 後藤 雅宏
連絡先:日本化学会 コロイドおよび界面化学部会事務局
TEL: 03-3292-6163
Email: dcsc(at)chemistry.or.jp
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