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千里ライフサイエンスセミナーL1がんシリーズ第6回 「エピゲノム情報に基づくがんの制御」

2017年01月12日 会合

主催:公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団

日時:2017年5月31日(水)10:00~16:50

場所:千里ライフサイエンスセンタービル 5階 山村雄一記念ライフホール(大阪府豊中市新千里東町1-4-2、地下鉄御堂筋線/北大阪急行千里中央下車)

趣旨:
網羅的エピゲノム解析技術の進歩とともに、がん細胞におけるエピゲノム異常の全体像が明らかとなってきました。がん細胞におけるエピゲノム異常の原因として、エピゲノム修飾因子自体の遺伝子変異や炎症に代表される周囲環境の変化が重要な役割を果たすことも示されつつあります。さらに、発がん過程におけるエピゲノム異常の意義に関する知見も蓄積し、エピゲノム制御を標的とした新たな治療戦略の可能性も示されています。本セミナーでは、がんエピゲノム研究分野において最前線で活躍する研究者の方々にご登壇いただき、がんエピゲノム解析の最先端とともに、エピゲノム異常の原因、さらには、がんの発生、維持、進展におけるエピゲノム制御の意義に関する最新の知見を紹介いただきます。加えて、エピゲノム制御を標的とした創薬の現状と問題点について理解を深め、エピゲノム情報に基づくがんの制御についての将来展望を議論したいと思います。 

プログラム:
1.細胞悪性化とエピゲノム異常 
油谷 浩幸(東京大学先端科学技術研究センター 教授)

2. 急性骨髄性白血病の制御に必須なヒストン制御因子 
北林 一生(国立がん研究センター研究所 分野長)

3.iPS細胞技術によるがんエピゲノムの理解 
山田 泰広(京都大学iPS細胞研究所 教授)

4. エピゲノム修飾を介したオートファジー制御とがん 
中西 真 (東京大学医科学研究所 教授) 

5. ヒストン脱アセチル化酵素研究の新展開とエピゲノム創薬への展望
吉田 稔 (理化学研究所 主任研究員)

6. 膵がん層別化治療を目指したエピゲノム標的探索 
立石 敬介(東京大学大学院医学系研究科 講師)

7. BRD4阻害剤の研究開発動向 
  田中 実 (田辺三菱製薬株式会社 副主任研究員)

8. 胃癌で誘導されるエピゲノム異常と小分子を用いた領域特異的エピゲノム制御 
  金田 篤志(千葉大学大学院医学研究院 教授)

コーディネーター:
油谷 浩幸 (東京大学先端科学技術研究センター 教授)
山田 泰広 (京都大学iPS細胞研究所 教授) 

参加費:無料

申込要領:氏名、勤務先、所属、〒所在地、電話番号、Eメールアドレスを明記の上、Eメールで下記宛お申し込み下さい。件名は「千里ライフサイエンスセミナーL1」として下さい。

申込先:千里ライフサイエンスセミナーL1係
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-4-2
千里ライフサイエンスセンタービル20階
Tel:06-6873-2001 FAX:06-6873-2002
担 当:湯通堂 隆 (Takashi Yutsudo, PhD.)


Email:sng(at)senri-life.or.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)

URL:http://www.senri-life.or.jp/seminar-1.html



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