2014年05月16日 公募
所属・職種・人数:
名古屋大学大学院理学研究科 生命理学専攻 脳機能構築学研究室
ポスドク 1名
研究内容:
グリア細胞は、神経細胞と並ぶ脳の重要な構成要素です。グリア細胞の存在は線虫、
ショウジョウバエ、ゼブラフィッシュからマウス、ヒトまで多くの生物種で知られて
おり、神経細胞の生存・代謝支援に加えて神経細胞軸索の正常な伸長、シナプス末端
の形態の維持、シナプス伝達効率や局所脳血流の制御など、脳機能に直結する役割を
担っています。当研究室では、神経細胞に比べて圧倒的に未解明な部分の多いグリア
細胞の分子機構や進化的役割について研究しています。
プロジェクトの概略は以下の2点です。
1.遺伝子組み換えゼブラフィッシュを用いたグリア細胞の研究
2.生物物理学的手法を用いたほ乳類グリア細胞の研究
当研究室の坂内博子特任講師と共同で、そのうちの一つのプロジェクトを主体的に推進
していただく方を募集します。
これまでの研究内容については、下記の参考論文、あるいはホームページをご参照くだ
さい。
http://www.bio.nagoya-u.ac.jp/~m7home/research/bannai.html
脳機能構築学研究室については、こちらをご覧ください。
http://www.bio.nagoya-u.ac.jp/~m7home/
専門分野:神経科学、生物物理学、生物科学
勤務形態:常勤(任期有り) 1年更新、2年任期、その後は相談
待遇:国立大学法人名古屋大学の規定に準拠します。
募集期間:2014年 04月 08日から 2014年 08月 31日まで 適任者決まり次第終了
着任時期:決定後なるべく早い時期(相談可能)
応募資格:博士を有すること
応募書類:
(1)履歴書(写真貼付、高等学校卒業以後の履歴を記載したもの)
(2)業績目録(原著論文、総説、著書、学会発表等)
(3)科学研究費、助成金、奨学金等の取得状況
(4)主要論文別刷(コピー可、2編以内)
(5)現在までの研究概要と今後の研究の抱負(2000 字以内)
(6)本人について意見を聞ける方2名の氏名と連絡先、及び応募者との関係
これらの書類をPDFファイルにして、メール添付で下記の送付先までお送りください。
その際、件名を「ポスドク応募」としてください。なお、受け取りの返信 メールを
必ずご確認ください。電子提出が困難な場合、下記にご郵送いただいても結構です。
郵送の場合、封筒に「生命理学専攻・ポスドク書類在中」と朱書し、簡易書留または
レターパック500、国外からはFedExなどでお送りください。
選考方法:
書類選考を経て、面接選考を行います。
選考結果については、合否に関わらず2週間以内にメールで通知します。
書類送付先:
〒464-8602 愛知県名古屋市千種区不老町
名古屋大学大学院理学研究科 生命理学専攻 小田 洋一
TEL:052-789-2978 (国外からは +81-52-789-2978)
emaill:oda(at)bio.nagoya-u.ac.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。
(Please use at sign instead of (at).)
問合先:
〒464-8602 愛知県名古屋市千種区不老町
名古屋大学大学院理学研究科 生命理学専攻
小田 洋一
TEL:052-789-2978 (国外からは +81-52-789-2978)
email:oda(at)bio.nagoya-u.ac.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。
(Please use at sign instead of (at).)
坂内 博子
TEL:052-789-2980 (国外からは +81-52-789-2980)
email:bannai(at)bio.nagoya-u.ac.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。
(Please use at sign instead of (at).)
参考論文:
1. Arizono M, Bannai H, Mikoshiba K.
“Imaging mGluR5 dynamics in astrocytes using quantum dots.”
Current Protocols in Neuroscience 66: Unit 2.21 (2014)
2. Arizono M, Bannai H, Nakamura K, Niwa F, Enomoto M, Matsu-Ura T, Miyamoto A, Sherwood MW, Nakamura T, Mikoshiba K. “Receptor-selective diffusion barrier enhances sensitivity of astrocytic processes to metabotropic glutamate receptor stimulation.” Science Signaling 5: ra27. (2012)
3. Niwa F, Bannai H, Arizono M, Fukatsu K, *Triller A, Mikoshiba K “Gephyrin-independent GABAAR mobility and clustering during plasticity.” PLoS ONE 7: e36148. (2012)
4. Bannai H, Lévi S, Schweizer C, Inoue T, Launey T. Racine V, Sibarita J.B, Mikoshiba K, Triller A. “Activity-dependent tuning of inhibitory neurotransmission based on GABAAR diffusion dynamics.” Neuron 62:670-682. (2009)