ニュース

理化学研究所 生命システム研究センター 細胞動態計測コア 生体分子構造動態研究チーム 研究員・特別研究員・リサーチアソシエイト・テクニカルスタッフ募集

2013年12月25日 公募

所属・役職・人数:
 理化学研究所 生命システム研究センター
 細胞動態計測コア 生体分子構造動態研究チーム (チームリーダー: 木川 隆則 )
 研究員・特別研究員・リサーチアソシエイト・テクニカルスタッフ いずれか1名

研究室の概要:
 生きた細胞におけるイベントを原子分解能で明らかにするために、蛋白質など生体
 分子の細胞環境における動的な振る舞いを、主にNMR法を用いて解析します。解析
 を進めるために必要となる試料調製、安定同位体標識、NMR測定、およびNMRデー
 タ解析における技術の開発および高度化もおこないます。また、当センターの計算
 コアの研究室との連携により、細胞環境における生体分子の動的な振る舞いに基づ
 いた細胞動態の解明に貢献します。

職務内容:
 下記の課題に従事していただきます。なお、下記課題は、JST CREST「NMRと計算
 科学の融合によるin situ構造生物学の確立と真核細胞内蛋白質の動態研究への応用」
 の一貫としておこなうものです。

 真核細胞内環境における蛋白質の立体構造、ダイナミクス、相互作用等の動態を高
 分解能で解析可能な、NMRおよび計算科学を融合した研究開発を推進し、蛋白質が
 実際に機能している場における真の姿に迫る「in situ構造生物学」と言うべき学問
 領域を創設することを目指します。真核細胞のin situ構造生物学から得られる知見
 は、細胞応答の詳細な解析や薬剤探索にも応用可能であり、先端医療や創薬科学等
 にも波及的効果を及ぼすことで、ライフ・イノベーションの推進に大きく寄与する
 ことが期待されます。
 具体的には、in-cell NMRを用いた真核細胞内蛋白質の立体構造解析法の確立と、
 その応用研究として細胞内の蛋白質動態の普遍的な理解を目指し、以下の研究テー
 マのいずれかを推進します。

 1. 高度な選択的安定同位体標識技術を用いた、高難度蛋白質のNMRシグナル解析
   法の開発
 2. 高等生物培養細胞を用いた、in cell NMRに適した蛋白質安定同位体標識技術の
   開発
 3. in-cell NMRでの立体構造取得に最適化した部位特異的安定同位体標識蛋白質の
   調製技術の開発
 4. in cell NMRを用いた細胞内シグナル伝達系カスケードの構造動態の解析

 各職種の職務内容は以下の通りです。
  研究員:チームの課題を実施する。
  特別研究員:上位職者の育成指導を受けて、チームの課題を実施する。 
  リサーチアソシエイト:上位職者の指導を受けて、チームの課題を実施する。
  テクニカルスタッフ:チームの課題等を実施するための、下記のスキル(複数が
  望ましい)による技術的支援を行う。

 求めるスキル:
 1. 遺伝子組換え・プラスミド作成技術
 2. 高等生物培養細胞の培養技術
 3. 蛋白質大量発現技術
 4. 蛋白質精製技術
 5. NMR、質量分析、円二色性分光等による蛋白質分析技術

応募資格:
【各職種共通】
 広い視野を持ち、研究室内外の協力者と円滑なコミュニケーションを図り、連携、協
 調して業務に従事できる方。

【研究員、特別研究員】
 上記職務内容に関連する分野での博士号取得者。特別研究員については博士号取得見
 込みの場合も応募可。博士号取得後3年未満の場合は、特別研究員として採用する場
 合もある。

【リサーチアソシエイト】
 上記職務内容に関連する分野での修士号取得者または同等の能力を有すると認めら
 れる方。

【テクニカルスタッフ】
 専門学校卒、短大卒、大学卒以上の方で、上記職務内容に記載のスキルがある方。も
 しくは同等の能力を有する方で、関連する分野での職務経験が最低でも2年以上の方。

提出書類;
【研究員、特別研究員、リサーチアソシエイト】
・履歴書(写真付、Eメールアドレスを明記。また、「生体分子構造動態研究チーム」
 及びどの職種(研究員、特別研究員、もしくはリサーチアソシエイト)を希望するかを
 1枚目の右上に赤字で記載すること。)
・研究業績等一覧(原著論文、総説、著書、学会発表、科学研究費などの競争的外部資
 金の取得状況、その他に分けて記載)
・これまでの研究概要および成果(A4用紙2ページ以内)
・着任した場合の抱負(研究提案や希望など、A4用紙2ページ以内)
・現職の所属長からの推薦書 1通
 ※現職の所属長から推薦書をもらうのが困難な場合は、指導教官または第三者による
  推薦書
 ※宛名は「生命システム研究センター センター長」としてください
 ※推薦者から直接下記の[書類送付先]に送付していただいても構いません
・学位授与証明書(学位記のコピーも可)又は学位取得見込証明書
 リサーチアソシエイトは、最終学校卒業証明書もしくは、最終学校の卒業証書のコ
 ピーも可。

【テクニカルスタッフ】
・履歴書(写真付、Eメールアドレスを明記。また、「生体分子構造動態研究チーム」
 及び希望職種(テクニカルスタッフ)を1枚目の右上に赤字で記載すること。)
・取得技術、経験業務内容及び研究業績一覧(A4用紙1ページ程度、上記職務内容のス
 キル(1~5)と合致するものについては明記すること。)
・志望動機と参加後の抱負(A4用紙1ページ程度)
・現職の所属長からの推薦書 1通
 ※現職の所属長から推薦書をもらうのが困難な場合は、指導教官または第三者による
  推薦書
 ※宛名は「生命システム研究センター センター長」としてください
 ※推薦者から直接下記の[書類送付先]に送付していただいても構いません
・最終学校卒業(修了)証明書 (コピー可) もしくは、最終学校の卒業証書のコピーも可

※応募書類は返却しませんのでご了承下さい。
※応募書類は日英どちらでも構いません。

応募締切:ポストが埋まり次第締切
着任時期:2014年4月(応相談)

※詳細は本ページ最下部URLをご確認ください。

問合せ先・書類送付先:
(研究内容についてのお問い合わせ)
 独立行政法人理化学研究所 生命システム研究センター
 細胞動態計測コア 生体分子構造動態研究チーム
 チームリーダー 木川 隆則
 email:kigawa(at)riken.jp
 迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。
 (Please use at sign instead of (at).)

(書類送付先・研究内容以外についてのお問い合わせ)
 独立行政法人理化学研究所 横浜事業所
 研究支援部 生命システム研究センター採用担当
 email:QBiC-recruit(at)yokohama.riken.jp
 迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。
 (Please use at sign instead of (at).)



URL:http://www.riken.jp/careers/researchers/21031219/



前のページに戻る