2013年07月02日 会合
主催:公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団
日時:2013年10月16日(水)10:00〜16:10
場所:千里ライフサイエンスセンタービル 5Fライフホール
参加費:無料
定員:200名(定員になり次第締切)
コーディネーター:
高木 淳一(大阪大学蛋白質研究所・教授)
前仲 勝実(北海道大学大学院薬学研究院 生体分子機能学研究室・教授)
開催趣旨:
複雑な生命体のしくみを、有機分子である個々の素子(蛋白質、核酸、脂質など)の
構造を原子座標の形で解明することで,ボトムアップ的に明らかにする構造生物学は、
我が国のプロジェクト等で整備された各種最先端研究基盤やケミカルバイオロジーと
の融合を背景に、近年大きな進展を見せている。特に様々な疾患、食品の安全性、環
境向上等にかかわる蛋白質の立体構造情報は、医薬開発や産業応用に直結することが
期待される。なかでも創薬関連分子をターゲットにした構造研究は、アカデミアにお
ける探索的、原理究明的研究から、製薬企業におけるSBDDまで含まれ、この広いス
ペクトラムを俯瞰する視座をもつことが今後の創薬を考える上で極めて重要である。
本セミナーでは、産学のセクターをまたいだ講師により基礎生物学から創薬の最前線
までカバーするトピックの紹介をいただき、構造生物学が創薬に果たす役割の現状を
とらえたい。
プログラム:
10:05-10:20 はじめに
前仲 勝実(北海道大学大学院薬学研究院 生体分子機能学研究室・教授)
10:20-11:00 アミロイドクリアランス受容体sorLAの構造
高木 淳一(大阪大学蛋白質研究所・教授)
11:00-11:40 多剤排出トランスポーターの構造解析とペプチド性インヒビターの創出
濡木 理(東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻・教授)
-昼 食-
13:00-13:40 製薬企業における創薬研究と構造生物
齋藤 純一(協和発酵キリン(株)探索研究所・主任研究員)
13:40-14:20 機能性抗体を利用したGPCRのX線結晶構造解析への試み
小林 拓也(京都大学医学研究科 分子細胞情報学・准教授)
-休 憩-
14:40-15:20 免疫系受容体LILRファミリーの構造と創薬への試み
前仲 勝実(北海道大学大学院薬学研究院 生体分子機能学研究室・教授)
15:20-16:00 標的タンパク質の立体構造に基づくドラッグデザイン:
製薬企業における実例
大田 雅照(中外製薬(株)研究本部 創薬化学研究部・主幹研究員)
16:00-16:10 終わりに
高木 淳一(大阪大学蛋白質研究所・教授)
※セミナーの詳細や変更等につきましては、財団web site(本ページ最下部URL)にて
随時ご案内しておりますのでご覧ください。
申込方法:
1)氏名、勤務先、〒所在地、所属、電話番号を明記の上、E-mailでお申し込みください。
2)事務局より送付する参加証(E-mail)をセミナー開催当日に受付でご提示ください。
申込先・連絡先:
公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団 セミナーE3担当 谷山 佳央
TEL:06-6873-2001 FAX:06-6873-2002
Email: tkd(at)senri-life.or.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)
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