2013年02月18日 会合
日時:2013年3月13日〜15日
場所:京都大学東京オフィス会議室1及び2
(東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階)
概要:
日本原子力研究開発機構・量子ビーム応用研究部門では、第1回Neutrons in Biology
研究会を東京にて開催いたします。中性子は、生体物質研究の上で、X線などの他の
手法とは異なるユニークなプローブです。J-PARCが本格的に稼働し、物質・生命科学
研究施設(MLF)において様々な実験が開始された現在、中性子を用いた生命科学研
究-Neutrons in biology-の様々な側面を議論し、その可能性を明確にすることが重
要だと考えます。
そこで、第1回neutrons in biology研究会では、中性子を用いた代表的な手法、中性
子小角散乱、中性子結晶解析、中性子非弾性散乱のそれぞれについて、J-PARCを用
いた最新の成果の紹介を含めて、さまざまな話題提供を行い、その現状について議論
します。また、X線散乱やNMR,質量分析など他分野の方々からの話題提供を受け、
それらの手法と中性子との相補性を明らかにし、neutrons in biologyの将来について
の展望を明らかにしたいと考えています。
ふるっての御参加をお待ちしております。
尚、本研究会は、3つの研究会(第4回小角散乱解析法研究会、第1回neutrons in
biology研究会、第6回CROSS Road研究会)を合同・連結して開催する中性子連携
研究会の一環として開催されます。小角散乱解析法研究会は、非生物分野も含めた小
角散乱法の研究会で、生体物質の小角散乱のセッションを合同として、neutrons in
biology研究会と連結して行われます。第6回CROSS Road研究会は、MLF/J-PARCの
ダイナミクス解析装置(BL02, DNA)の研究会として「ダイナミクス解析装置最前
線」と銘打ち、生体物 質の中性子非弾性散乱のセッションを合同として連結して開催
されます。下に連携研究会全体のプログラムを記載いたします。中性子を用いた研究
を様々な視点から俯瞰できる話題提供がなされており、新たなアイデアや共同研究が
芽生える可能性も期待できます。あわせた御参加をよろしくお願いいたします。
参加ご希望の方は、下記の申込フォームに記入の上、下記連絡先メールアドレス
より藤原まで、ご返送ください。
Neutrons in Biology研究会世話人代表:
日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門 藤原 悟
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【申込フォーム】
お名前:
ご所属:
ご職位:
ご連絡先:
ご参加日程:13日・14日・15日(不参加の日をお消しください)
懇親会:参加・不参加 (どちらかお消しください)
旅費支給:希望・不要
(どちらかお消しください。ただし予算に限りがありますので、
ご希望に添えない場合もありますので、その折はご容赦ください)
ご意見:
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プログラム:
3月13日
第4回中性子小角散乱解析法研究会
(Session A)
10:15-10:45 研究会全体(SANS+NBの部分)の全体説明と研究紹介
(杉山・京大原子炉)
10:45-11:15 極小ビームを用いたSAXS&SANS
(住野豊・愛知教育大)
11:15-11:45 動的核スピン偏極を用いたコントラスト変調SANS
(能田洋平・JAEA)
11:45-13:00 昼食
13:00-13:30 ラメラ組織を有する鋼の球状化過程における定量的観察
(諸岡 聡・横浜国大)
13:30-14:00 量子ビームを用いたポリオレフィンの構造物性研究
(桜井孝至・住友化学)
14:00-14:15 休憩
14:15-14:45 動き出した理研小型中性子源
(大竹淑恵・理化学研究所)
14:45-15:15 SANSデバイス開発の現状
(古坂道弘・北海道大学)
15:15-15:45 J-PARC中性子小角散乱TAIKANの現状
(鈴木淳市・CROSS)
15:45-16:00 休憩
第1回 「Neutrons in Biology」 研究会
(Session B:中性子小角散乱解析法研究会との合同Session)
16:00-16:30 蛋白質の構造解析におけるコントラスト変調中性子小角散乱の活用
(藤原悟・JAEA)
16:30-17:00 溶液小角散乱による天然変性タンパク質の研究
(小田隆・横市大)
17:00-17:30 タンパク質と同等の分子サイズを持つ巨大カプセル状錯体の合成
~ 生体分子修飾による機能化をめざして ~
(佐藤宗太・東大)
17:30-18:00 NMRとSANSによるタンパク質の動的構造解析
(加藤晃一・分子研)
18:30-19:30 懇親会(同会場1,2)
3月14日
10:15-10:45 ラフトモデル膜とアミロイド蛋白質との相互作用
(平井光博・群馬大)
10:45-11:15 中性子小角散乱と中性子スピンエコーで観測するタンパク質の構造
とダイナミクス
(遠藤仁・JAEA)
11:15-11:45 動的なヌクレオソーム構造によるクロマチン制御機構
(胡桃坂仁志・早大)
11:45-12:15 質量分析による構造生物学
(明石知子・横市大)
12:15-13:30 昼食
(Session C)
13:30-14:00 パルス中性子回折装置iBIXの性能と成果
(田中伊知朗・茨大)
14:00-14:30 中性子結晶解析によるタンパク質の水素原子の決定
(玉田太郎・JAEA)
14:30-15:00 核酸化学を中心とした中性子結晶解析
(茶竹俊行・京大原子炉)
15:00-15:15 休憩
15:15-15:45 計算機シミュレーションによるDNAと水和水の塩基配列依存
ダイナミクスの解析
(米谷佳晃、河野秀俊・JAEA)
15:45-16:15 X線・中性子散乱による水和タンパク質のTHzダイナミクス測定
(吉田亨次・福岡大)
16:15-16:30 休憩
(Session D:CROSS Road研究会(ダイナミクス解析装置最前線)との合同Session)
16:30-17:00 中性子非弾性散乱法による蛋白質のダイナミクス解析
(藤原悟・JAEA)
17:00-17:30 BL02 DNAダイナミクス解析装置の仕様と現状
(柴田薫・CROSS)
17:30-18:00 総合討論
3月15日
第6回 CROSS Road 研究会(ダイナミクス解析装置最前線)
(Session E)
10:00-10:40 リン脂質膜間の水のダイナミクス
(高橋伸明・J-PARC)
10:40-11:20 非晶性高分子のダイナミクス
(井上倫太郎・京大化研)
11:20-12:00 ブロック共重合体のミクロ相分離構造中のダイナミクス
(山田武・CROSS)
12:00-13:00 昼食
13:00-13:40 メソポーラスカーボン中の水のダイナミクス
(山口敏男・福岡大学)
13:40- 14:20 スルホン酸基で修飾した多孔質シリカの乾燥及び微量吸着水状態
及び超プロトン伝導体Rb3H(SeO4)2単結晶のプロトンダイナミクス
(蒲沢和也・CROSS)
14:20- 15:00 (仮)固体電解質中のLi拡散解析
(野崎洋・豊田中研)
15:00- 15:40 中性子背面反射によるリラクサー誘電体の分極揺らぎ
(松浦直人・東北大)
第4回中性子小角散乱解析法研究会(Session A,B):
主催:中性子小角散乱解析法研究会、京都大学原子炉実験所
共催:中性子産業利用推進協議会、MLF利用者懇談会、CROSS
後援:日本原子力研究開発機構
第1回Neutrons in biology研究会(Session B,C,D):
主催:日本原子力研究開発機構
共催:中性子小角散乱解析法研究会、CROSS
後援:京都大学原子炉実験所、J-PARCセンター、日本中性子科学会、中性子産業利用
推進協議会、MLF利用者懇談会
第6回CROSS Roads研究会(Session D,E):
主催:CROSS
協賛:J-PARCセンター、日本中性子科学会、中性子産業利用推進協議会
Email: fujiwara.satoru(at)jaea.go.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)