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文部科学省科学研究費補助金 平成23年度発足 新学術領域研究 「ナノメディシン分子科学」 第一回全体会議および公開シンポジウム

2011年08月23日 会合

主催:ナノメディシン分子科学研究領域事務局

日時:平成23年9月22日 13時~
場所:東京大学 浅野キャンパス 武田先端知ビル5F(武田ホール)
   東京都文京区弥生 2-11-16
   (http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_16_j.html)

内容・概要:
 「ナノメディシン分子科学」は、細胞にフォーカスし、細胞環境下での分子反応論の確立、
 細胞内、細胞膜近傍の特殊環境の理解、バイオ分子の特異的反応様式の理解を基本とする
 学術領域と定義します。すなわち、これまで未開拓であった特殊な細胞環境における分子
 反応を定量的に理解・考察するために、分子反応パラメーターを導出します。これにより、
 分子反応場となる細胞系を通して、組織、生体全体へと高次元に連携する生体システムを、
 各次元で、異分野に属する研究者が共通する言葉で理解・考察できるようにします。

 さらにこの分子反応パラメーターを基盤として、生命反応の理解、病態理解の科学的根拠、
 医薬品や医療デバイス創製のための設計に結実し、超高齢社会に対応する、安全・安心、
 高効率医療の発展に大きな貢献をします。二つ目は、バイオ・医療産業の爆発的発展を誘
 引する工学的基礎情報提供と、将来的にこれを支え、より発展させることができる人材育
 成を行います。

 つきましては、9月22日に東京大学内にて計画研究班メンバーによりまして、第一回全体
 会議および公開シンポジウムを開催し、研究領域の趣旨説明、基盤研究の紹介をさせてい
 ただきます。是非ともご参加くださいますようにお願いいたします。

プログラム:
 13:00~13:15 領域代表挨拶 石原 一彦(東京大学)
 13:15~13:20 研究総括班挨拶 宇理須 恒雄(名古屋大学)

 ◆ナノメディシンを利用した分子科学
 13:20~13:40 がんリンパ行性転移の分子機構解明に基づく新治療法創発
         権田 幸祐(東北大学)
 13:40~14:00 多点の弱い相互作用を利用した分子/細胞の制御
         岩田 博夫(京都大学)
 14:00~14:20 遺伝子解析と分子トレーシングを基盤とした細胞標的分子の創製
         夏目 敦至(名古屋大学)

 ◆ナノメディシンの分子科学
 14:35~14:55 細胞内分子機能のナノイメージングと機能のモデル解析
         樋口 秀男(東京大学)
 14:55~15:15 生体内ナノ分子計測を利用した心疾患病態の解析
         福田 紀男(東京慈恵会医科大学)
 15:15~15:35 細胞内応答駆動型超分子によるバイオ分子間反応解析
         由井 伸彦(東京医科歯科大学)

 ◆ナノメディシンのための分子科学
 15:50~16:10 バイオ分子結合型細胞内分子輸送デバイス
         石原 一彦(東京大学)
 16:10~16:30 直接細胞内分子観察できる極微小探針の創製
         三宅 淳 (大阪大学)
 16:30~16:50 細胞内核酸イメージングによる細胞機能発現の解明と調節
         丸山 厚 (九州大学)

 16:50~17:00 総括談話 片岡 一則(東京大学)

 17:30~ 懇親会

連絡先:
 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3-10
 東京医科歯科大学 
 生体材料工学研究所 有機材料分野内
 ナノメディシン分子科学研究領域事務局 由井 伸彦(事務担当:西七絵)
 TEL.03-5280-8022
 FAX.03-5280-8027

Email:nanomedicine.ibb(at)tmd.ac.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)

URL:http://www.tmd.ac.jp/nanomedicine/index.html



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