2011年06月22日 会合
生態学琵琶湖賞は、水環境に関連する生態学およびその周辺分野における50歳未満の優れた
研究者に贈られる賞です。滋賀県によって1991年に創設され、第15回より日本生態学会が
実施主体となりました。
厳正な選考の結果、岩田久人氏および沖大幹氏が受賞されました。
以下の日程で、授賞式および受賞記念講演(無料)を行いますので、
ふるってご参加ください。
*第16回生態学琵琶湖賞記念講演チラシは以下のURLから
http://www.esj.ne.jp/esj/biwako/16th.pdf
(詳細は生態学会HP http://www.esj.ne.jp/からもご確認いただけます)
日時:2011年7月10日(日) 10時半~12時
場所:ピアザ淡海 滋賀県立県民交流センター 305会議室
大津市におの浜1丁目1番20号 TEL077-527-3315
(交通アクセス:JR膳所駅から徒歩約12分、
京阪電車石場駅から徒歩約5分)
表彰式:
挨拶 運営委員長・滋賀県知事
選考経過報告 選考委員長
表彰 滋賀県知事
来賓挨拶
記念講演会:
受賞者 岩田久人氏(愛媛大学沿岸環境科学研究センター 教授)
講演 「環境汚染物質と野生動物 -リスクを評価する方法-」
受賞者 沖大幹氏(東京大学 生産技術研究所 教授)
講演 「地球をめぐる水と水をめぐる人々」
祝賀会: ピアザ淡海7階にて開催 (会費2500円)
講演会参加希望の方は 日本生態学会 琵琶湖賞担当(下記連絡先) まで、お名前・所属・連絡先
メールアドレスをお知らせください(当日参加も受付けます)。
また、祝賀会へ参加希望の場合は7/6(水)までに必ずお申し込み下さい。
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【受賞講演要旨】
受賞者 岩田 久人 氏 (愛媛大学沿岸環境科学研究センター 教授)
講演 「環境汚染物質と野生動物 -リスクを評価する方法-」
野生動物の個体数減少や奇形発生の原因として、化学物質による環境汚染の影響が指摘されて
います。化学物質のリスクを評価することは、野生動物の試料が容易に手に入らないことや化学
物質に対する感受性が種によって違うことから、現在でも難しい課題です。しかしながら、私た
ちの研究によって、細胞内受容体や異物代謝酵素の機能を調べることで、その評価を可能にする
道が見えてきました。講演では、ダイオキシン類のリスク評価に関する最近の成果について報告
します。
受賞者 沖 大幹 氏 (東京大学 生産技術研究所 教授)
講演 「地球をめぐる水と水をめぐる人々」
水は、生物としてのヒトの生存に不可欠であるのみならず、健康で文化的な生活を維持するた
めにも、そして、日々摂取する食料の生産のためにも大量に必要です。現代の豊かな我々の生活
は、どういう地域のどんな水源の水に支えられているのでしょうか。そして、その水源は持続可
能なのでしょうか。
人工衛星からの遠隔測定や、数値シミュレーション技術などによって、明らかになってきたそ
の実態と今後の見通しを紹介します。
連絡先:
日本生態学会事務局
〒603-8148 京都市北区小山西花池町1-8
Tel & Fax : 075-384-0250
Email: biwakoprize(at)mail.esj.ne.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)
URL: http://www.esj.ne.jp/