2009年04月15日 公募
名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻生物リズム研究グループ(リーダー・近藤孝男)では研究員を募集します。積極的な応募を期待しています。
公募人員 研究員 3名
研究課題 シアノバクテリアの概日システム
1. シアノバクテリアのKai時計蛋白質による概日振動発生機構
2. 細胞システムにおけるKai蛋白質時計の機能
研究期間 2009年4月から2012年3月まで
研究支援 JST/CREST 領域「生命システムの動作原理と基盤技術 」
待遇など 学位取得後2年以内の場合、JSPS-PDに準じます。
実績・希望により特任助教、特任講師としての採用も検討します。
学位など 博士学位取得後3年以内(取得見込みも含む)の方を優先します。
応募方法 1. 履歴書(写真)
2. 業績リスト
3. これまでの研究内容
4. 今後の研究に対する抱負
5. 意見をきける方(2~3名)の連絡先
(合計6ページ以内のPDFファイルで)
公募締切 5月31日(日)
随時選考を進め、終了時はホームページに掲載します。
なお性別、国籍は問いません。
候補者に期待するポイント
1. これまでの研究分野は問いません。研究課題遂行のため、以下の3つの研究分野のいずれかで
第一線の専門的能力を有していること。
・分子遺伝学・分子生物学
・蛋白質の生化学または生物物理学
・構造生物学
2. 概日時計の最終的理解を目指し、強い興味と熱意を持っていること。
3. 研究遂行のため、議論・情報交換に積極的で、既存の研究領域にこだわらず共同作業が可能なこと。
応募される方へのメッセージ
この研究プロジェクトは、「正確に24時間を刻む」という生物時計の機能を3つの蛋白質の機能としてデザインしつつ検証することが出来る点で、他では得られない明確な目的を持っているテーマです。以下に解説しますが、この機能はKaiCによる自身のATPase活性の制御に基づくと考えられ、KaiC内部に極めてユニークな時計のからくりがあることを示唆しています。すなわち、生物時計の最終解答がこのATPase機能に内在されていると期待できるわけです。また、蛋白質が情報処理装置としての機能を持つとすれば、この研究はさらに広い一般性を持つのかもしれません。
我々のプロジェクトはCRESTの支援により今後3年でこの謎の解明をめざすとともに、その細胞内での働きを理解しようとするものです。これまでKaiCの研究を推進してきた数名の研究者がその成果を認められ、新しい分野に移ることもあり、あらたにチームに加わって頂ける研究者を求めています。我々の研究グループは決して大きなグループではありませんが、この時点でグループに加わって頂ければ、有為の方にふさわしいやりがいのある研究テーマが見付かると思います。またその力を発揮して頂ける研究支援と充分な時間が得られると思います。積極的な応募を期待しています。
研究室について 詳しくは下記ホームページを参照下さい。
連絡先 〒464-8602 名古屋市千種区不老町
名古屋大学大学院 理学研究科 生命理学専攻 植物第一講座 近藤孝男
TEL/FAX. 052-789-2495
Email: kondo(at)bio.nagoya-u.ac.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)
URL: http://clock.bio.nagoya-u.ac.jp/web/index.htm