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千里ライフサイエンスセミナー「中枢神経と末梢臓器を結ぶエネルギー代謝調節のクロストーク」

2008年06月12日 会合

日 時  平成20年10月3日(金)10:00~17:00

場 所  千里ライフサイエンスセンタービル5F 千里ライフホール

着眼点  摂食は、中枢と末梢で産生される摂食亢進物質と抑制物質の複雑な相互関係により、巧妙に調節されている。視床下部は、血液や神経を介する末梢からの空腹と摂食の情報を感知し、脳内の他の神経核からの情報と統合して、最終的に摂食とエネルギー代謝を決定している中枢である。脂肪細胞で産生されるエネルギー異化亢進蛋白 レプチンや胃の内分泌細胞で産生されるエネルギー同化ペプチド グレリンを初め、エネルギー代謝調節に作動する数多くの生体内物質が相次いで発見されている。また、迷走神経や交感神経を介する中枢と末梢を相互に結ぶ代謝調節情報経路も急速に明らかにされつつある。目覚ましい勢いで研究が展開され、しかもその成果が医療への応用に向けて走り始めた今の時宣に合わせて、このセミナーを企画した。生命活動の基盤となるエネルギー代謝調節とその破綻により近年、非常に増加している肥満やメタボリックシンドロームとの関連も含め、この領域のトップランナーである7人の演者とともに将来展望を聴衆の皆さんを交えて探りたい。

コーディネーター  国立循環器病センター 研究所長                寒川 賢治 
          宮崎大学医学部内科学講座 神経呼吸内分泌代謝学分野 教授   中里 雅光 

プログラム
はじめに:中里 雅光
1. 骨格筋の糖・脂質代謝に及ぼす視床下部の調節作用
生理学研究所 発達生理学研究系生殖・内分泌系発達機構研究部門     箕越 靖彦
2. 中枢神経系と脂肪組織のコミュニケーション:病態解明と創薬の展望
京都大学大学院医学研究科内科学講座内分泌代謝内科   益崎 裕章
3. Metabolic Information Highway~自律神経による糖・エネルギー代謝の協調的調節機構~
東北大学大学院医学系研究科附属創生応用医学研究センター再生治療開発分野   片桐 秀樹
4. 中枢神経系を介したIL-6/STAT3経路による糖代謝制御機構
神戸大学医学研究科 糖尿病・代謝・内分泌内科学   小川 渉
5. 中枢を介したグレリンの心臓保護機序
国立循環器病センター 動脈硬化代謝内科・生化学部    岸本 一郎
6. 消化管と中枢神経を結ぶグレリンを介する生体調節機構
宮崎大学医学部内科学講座 神経呼吸内分泌代謝学分野   中里 雅光
7. 神経系による骨代謝調節の新しい展開
東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 整形外科学分野   竹田 秀
おわりに:寒川 賢治

参加費 無料

定 員 300名

申込方法 氏名、勤務先、所属、電話およびFAX番号を明記の上、郵便、FAXまたは電子メールで下記宛にお申込下さい。
事務局より申込の通知を送付いたします。

連絡先 (財)千里ライフサイエンス振興財団セミナー(Y1)係
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-4-2
千里ライフサイエンスセンタービル8階
TEL:06-6873-2001 FAX:06-6873-2002

Email:dnp(at)senri-life.or.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)

URL:http://www.senri-life.or.jp



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