生物物理ビデオアーカイブ

オオアメーバの運動

種名: Amoeba proteus

基礎生物学研究所 谷口 篤史

オオアメーバは鞭毛や繊毛などの運動器官を持っていないが、体の形を自由に変形させることで移動を行う。このような運動はアメーバ運動と呼ばれており、アメーバなどの原生生物に限らず動物の白血球やがん細胞といった多細胞生物の細胞運動にも使われている。アメーバ運動にはいくつか種類があり、オオアメーバの場合はブレブと呼ばれる機構で運動を行っていると考えられている。これは細胞内のアクチンとミオシンの収縮によって細胞内に圧力を発生させ、その圧力が細胞先端を押すことで仮足が伸びるという仕組みである。

(2015.05.25)

収録ビデオのご利用について

ご利用に関しては
以下へご連絡ください。

日本生物物理学会事務局
bpsjp@biophys.jp
TEL : 075-415-3661

スマートフォンアプリ

  • iOS
  • android