生物物理ビデオアーカイブ

メガネケイソウの滑走運動の様子

種名: Pleurosigma sp.

兵庫県立大学 大学院 生命理学研究科 山岡望海

メガネケイソウは滑走運動を行う珪藻の一種である。S字の様な形をしているのが特徴で、岩などに接着して滑る様に動く。滑走運動にはアクチンが関わっており、縦溝と呼ばれる被殻上の細隙にそって細胞内にアクチン線維束が2本並んでいる。しかし詳細な運動機構や運動の意味は未だ明らかになっていない。ちなみにメガネケイソウはレンズの分解能や色収差などを調べるための検査用プレパラートに用いられたことから、レンズケイソウ→メガネケイソウという名前になった説がある。

(2015.01.26)

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