
Department of Cell Biology, Duke University Medical Center 大澤正輝
この動画は、動画“Zリングの形成と収縮1”の細胞#1に関して、Zリングのダイナミクスをより詳しく見たものである。Z リングの収縮の終盤FtsZは娘細胞の細胞質で増加し(Zリング内で減少し)、新しいZリングを娘細胞内に形成する。この過程の特に570 - 710 sec(動画のスピードを落としてある部分)の間で、この細胞のFtsZ繊維は スパイラル様の構造を形成しているのが観察される。これは、少なくともFtsZが大きなスパイラル様の構造を形成しうることを示している。一方、Zリングはいつも完全なリング構造をしているわけではないということが、1130 - 1170 secの*印の部分からわかる。これはこのZリングに大きなギャップが存在し、アーク状の構造になっていることを示唆している。
(2014.12.12)