生物物理ビデオアーカイブ

大型磁性桿菌GRS-1株の走磁性運動

金沢大学理工研究域 田岡 東

石川県金沢市内の淡水池の底泥から単離された巨大な磁性細菌GRS-1の位相差顕微鏡によるビデオ観察。GRS-1は、長さ13 ?m、幅8 ?mと非常に大きな細菌で、これまで単離された磁性細菌では最大の大きさである。GRS-1は、らせん状に回転するように運動し、磁石のS極を目指して移動する。動画では、GRS-1を含む水滴の隣に磁石を設置(画面下)している。動画開始時には磁石は、S極を向けて設置しており、開始3秒後にN極を、8秒後に再びS極を向けた。GRS-1が磁石のS極に近づき、N極から遠ざかる様子が観察できる。

Taoka, A., Kondo, J., Oestreicher, Z., and Fukumori, Y. (2014) Characterization of uncultured giant rod-shaped magnetotactic Gammaproteobacteria from a fresh water pond in Kanazawa, Japan. Microbiology (in press). http://dx.doi.org/doi:10.1099/mic.0.078717-0

(2014.08.02)

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