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2016年08月19日 掲載 (Published 08/19/2016)


CBI学会2016年大会

主催:情報計算化学生物学会(CBI学会)
協賛:一般社団法人日本生物物理学会ほか

日時:2016年 10月25日(火)~27日(木)
会場:タワーホール船堀(東京都江戸川区船堀4-1-1)

テーマ:「in silico 創薬の将来 -生体分子シミュレーション、構造生物学、ビッグデータの連携からアカデミア創薬へ-」
大会長:後藤俊男(理化学研究所)、大会実行委員長:本間光貴(理化学研究所)

[ポスター発表]
投稿募集分野:1)分子認識と分子計算 2)インシリコ創薬 3)バイオインフォマティクスとその医学応用 4)医薬品研究とADMET 5)上記に属さない先進的研究

概要:
 ヒトゲノムの解析と、疾患原因タンパク質の構造解析が可能となって以来、計算化学及び計算生物学を活用した創薬プロセスの劇的な効率化、いわゆるin silico創薬は、創薬に携わる研究者にとって大きな夢でありつづけています。1990年代から2000年代を通して、構造生物学によるタンパク質構造解析技術の進歩と様々な計算手法の開発があり、いくつかのターゲットにおいて大きな貢献がありましたが、多くの標的で安定してin silico創薬に成功するまでには至っていません。しかし2010年代に入り、大規模MD計算やFMO法などにより精密な生体分子シミュレーションが実用的になったこと、従来は困難であった膜タンパク質の構造解析が可能になったこと、及び重層的かつ大規模な医療や医薬候補化合物の基礎データいわゆるビッグデータの収集と解析が可能となったことにより、in silico創薬の実用性は次の段階の入り口に立っています。
 一方、製薬産業では、有望な低分子創薬ターゲットが枯渇し、タンパク質間相互作用などの従来型の化合物ライブラリーではヒットが得られない創薬ターゲットや、抗体、核酸、細胞医療などの新しい医薬や医療技術へのニーズが高まっており、多くの学問領域を巻き込んだオープンイノベーションが欠かせなくなっています。このような状況の中、2015年には、日本医療研究開発機構(AMED)が設立され、創薬イノベーションをオールジャパンで推進する体制が整いつつあります。
 以上の背景を踏まえ、2016年のCBI学会は、昨年に引き続き、創薬のオープンイノベーションと関連する学問分野に焦点を当てて開催します。特に生体分子シミュレーション、構造生物学、ビッグデータについての多くのセッションを準備して、in silico創薬がどの程度実用的になったのか、また次の時代に活躍するための課題について議論したいと考えています。様々な学問分野の研究者が、最新の状況や今後のニーズを共有し議論を深め、今後の創薬研究へのヒントを得るとともに、社会に必要とされる新しい境界領域の学問を創造する場になれば幸いです。
 アカミデア、製薬企業でオープンイノベーションによる創薬を推進している方々、あるいは興味をお持ちの方の積極的な参加をお願いいたします。

プログラム概要:
◆大会長講演
後藤俊男 (理化学研究所)「アカデミア創薬におけるインシリコシミュレーションの役割」
◆プレナリー講演
野田哲生 ((公財)がん研究会)
満屋裕明 (国立国際医療センター/アメリカ国立癌研究所)「構造に導かれたHIV-1感染症とAIDS治療薬のデザインと開発」
北浦和夫 (神戸大学)
Kenneth M. Merz, Jr. CER, Michigan State Univ.
石川哲也 (理化学研究所)「放射光・X線自由電子レーザーでの構造生物学」
岩田 想 (京都大学)「自由電子レーザーSACLAを用いた構造生物学」
◆招待講演
清宮啓之 ((公財)がん研究会) 宮田敏男 (東北大学) 門脇 孝 (東京大学) 福澤 薫 (日本大学)
泰地真弘人 (理化学研究所) 池口満徳 (横浜市立大学) 白水美香子 (理化学研究所)
岩崎憲治 (大阪大学蛋白質研究所) 水口賢司 (医薬基盤・健康・栄養研究所)
◆パネルディスカッション
[アカデミア創薬からCBIへの期待] 榑林陽一 (日本医療研究開発機構)
[生体分子シミュレーションの実用化への道] 奥野恭史 (理化学研究所/京都大学)
◆市民講座
『健康増進と疾患予防に向けた新しい取り組み』
五味常明 (五味クリニック) 楠 威志 (順天堂大学医学部) 金子 猛 (横浜市立大学大学院医学研究科) 石川智久 (NPO地方再興・個別化医療支援)
◆科研費新学術領域「分子ロボティクス」公開シンポジウム
◆チュートリアル
「安全性(毒性)評価支援システム」勉強会
◆フォーカストセッション
・計算毒性学の基本(多変量解析/パターン認識と人工知能)、・口頭発表 (2.インシリコ創薬)
・スマートヘルスケア関連、・計算毒性学関連トピックス、・口頭発表(1.分子認識と分子計算)
・計算毒性学とインシリコ創薬

参加登録期間と参加費:
登録期間:2016年5月6日(金)~2016年10月14日(金)
早期登録参加費(9月30日まで)
個人会員 12,000円、一般(非会員)20,000円、学生会員 2,000円、学生非会員 5,000円
参加費(10月1日以降)
個人会員 17,000円、一般(非会員)25,000円、学生会員 5,000円、学生非会員 5,000円

問合わせ先:
CBI学会2016年大会事務局

email:cbi2016(at)cbi-society.org
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)
URL:http://cbi-society.org/taikai/taikai16/index.html