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大阪大学蛋白質研究所セミナー「蛋白質の機能デザインに向けた実験と理論のインタープレー」

2013年12月19日 会合

主催:大阪大学蛋白質研究所
世話人:重田育照(大阪大学)、鷹野優(大阪大学)

日時:2014年1月24日(金曜日)
場所:大阪大学蛋白質研究所講堂
   http://www.protein.osaka-u.ac.jp/
   http://www.protein.osaka-u.ac.jp/jpn/access/

参加費:無料
事前参加登録:不要

開催主旨:
 近年の分子生物学・構造生物学の発展は、生体分子のしめす触媒反応・分子認識と
 いった複雑な分子過程のしくみを明らかにしてきた。そこで得られた知見を利用して、
 遺伝子操作や化学修飾を用いた新しい人工蛋白質や既知の蛋白質の機能改変による生
 体材料の開発がすすめられている。一方、計算科学も急速な進歩を遂げており、アミ
 ノ酸配列から蛋白質の三次元構造を決定する原理のいくつかを明らかにしたり、非天
 然の基質に対する有機化学反応を触媒する酵素の理論設計および実証などに成功した
 りしている。
 このように合目的な蛋白質のデザインは蛋白質科学の究極の目標であり、本セミナー
 では、研究の最前線を講師の先生に紹介して頂き、実験と理論が成熟していく中で今
 一度お互いにその目標に向けての展望や課題を議論する。

プログラム:
 9:25-9:30 
  開会の挨拶  鷹野優(大阪大学)
 9:30-10:10
 「蛋白質の静電場環境による活性のコントロール」石北央(大阪大学)
 10:10-10:50
 「非天然金属中心を有する人工生体触媒をつくる」小野田晃(大阪大学)
 10:50-11:50
 「金属結合タンパク質の設計と構築」田中俊樹(名古屋工業大学)
 12:50-13:30
 「配列パターンデザインによるデノボ蛋白質の半合理的創製とその応用」
  新井亮一(信州大学)
 13:30-14:10
 「蛋白質複合体構造予測の現状と課題:フレキシブルドッキング手法開発に向けての
  取り組み」黒田大祐(Johns Hopkins University)
 14:25-15:05
 「生体触媒の誤作動状態を利用する物質変換」荘司長三(名古屋大学)
 15:05-15:45
 「タンパク質中における色素の配置と電子状態の関係」藤本和宏(神戸大学)
 15:45-16:25
 「非天然アミノ酸導入技術の開発と蛋白質の人工機能デザインへの応用」
 芳坂貴弘(北陸先端科学技術大学院大学)
 16:40-17:20
 「超分子蛋白質の機能設計」上野隆史(東京工業大学)
 17:20-18:00
 「理論計算による酵素の反応解析と機能デザインにむけて」重田育照(大阪大学)
 18:00-18:05
  閉会の挨拶 重田育照(大阪大学)

連絡先:
 鷹野優
 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘3-2 大阪大学蛋白質研究所
 TEL:06-6879-4311 FAX:06-6879-8636

Email:ytakano(at)protein.osaka-u.ac.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)



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