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九州大学医学研究院 分子生理学分野 助教・研究員 公募

2010年08月30日 公募

募集研究室:
 九州大学医学研究院 分子生理学分野

募集職種、募集人数:
 当研究室における実験の中核を担う常勤の助教1名、および博士研究員を若干名を募集します。
 条件によっては、特任講師、特任助教としての採用を考慮します。

研究の概要:
 本研究室では、大脳皮質の機能的な神経回路について、二光子イメージングなどを用いて調べ
 ています。

 大脳皮質は、外界から情報を受け取り、それを処理することによって、複雑な反応選択性を獲
 得していますが、実際にどのような神経回路によって、この情報処理がなされているかについ
 ては、依然としてわかっていません。近年、イメージング技術の進歩(二光子励起法)により、
 生体から数千個の神経細胞の活動を同時に計測することが可能になりました(Ohki et al., 2005,
  2006)。他にも、神経回路を調べる技術が続々と開発されていて、神経回路の研究は変革期を
 迎えつつあります。

 当分野では、これらの最新の手法を使って、哺乳類の視覚野の神経回路が、どのように情報処理
 を行っているのかを調べようとしています。主な研究テーマは、

 (1) 視覚野の機能的・解剖学的な神経回路の解明、
 (2) 視覚野の神経回路の発生、
 (3) 神経細胞の集団による情報表現、
 (4) 神経細胞の種類による視覚情報処理への役割。

 Ohki et al., (2005) Nature. 433: 597-603.
 Ohki et al., (2006) Nature. 442: 925-928.

応募資格:
 博士号取得者または着任までに取得見込みの方。イメージング、電気生理学、分子生物学の全て
 もしくはいずれかに精通している方。物理・工学のバックグラウンドを持つ方も歓迎します。
 レーザー物理の実験的バックグラウンドを持つ方も歓迎します。

着任時期:
 11月以降着任可能です。できるだけ早い着任を希望しますが、相談に応じます。

待遇:
 助教は5年任期。その他、九州大学の規定に従います。
 博士研究員は年度更新ですが、最長5年間更新可能です。

応募方法・提出書類:
 以下の書類を電子メールおよび郵送でお送りください。
 (1)履歴書
 (2)業績リスト
 (3)主要論文1-2編
 (4)推薦人2名の連絡先
 (5)これまでの研究内容およびを可能な研究手技を1-3枚
 (6)当教室で今後希望する研究の方向について1-3枚にまとめてください。
 (7)希望する職種(複数希望可)
 適任者が決まり次第、募集を終了します。

選考方法:
 書類審査と面接で選考します。

問合せ先・書類送付先:
 〒812-8582 福岡県福岡市東区馬出3丁目1-1
 九州大学大学院医学研究院・分子生理学分野
 大木 研一

Email:kohki(at)med.kyushu-u.ac.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください。 (Please use at sign instead of (at).)



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