若手奨励賞および若手招待講演賞

日本生物物理学会は、2005年度より年会において生物物理学の発展に貢献しうる若手会員の優秀な一般発表に対し、「日本生物物理学会若手奨励賞」を授与しています。これまでの受賞者は、日本生物物理学会のウェブサイトに紹介されています。本年の年会では、若手招待講演で選考された特に優秀な研究者に授与する若手奨励賞に加え、それ以外の優秀な若手招待講演者に授与する「若手招待講演賞」を新設します。また、応募資格を改訂し、複数回の若手奨励賞の受賞を可能とするほか、出産等のライフイベントを経験された方の応募条件を緩和します。本年も、大学院生、博士研究員、若手の助教など、多くの方々の応募をお願いいたします。
若手奨励賞および若手招待講演賞の詳細は、日本生物物理学会のウェブサイトをご確認ください。

1. 応募対象者
年会において、生物物理学の発展に貢献しうる一般演題を発表する優秀な本会会員(入会手続き中を含む)であり、以下の条件を満たす者。
  • (1)応募年の4月1日に35歳以内または学位取得後8年以内の者。 出産や介護等の期間がある場合は、応募年の4月1日に37歳以内または学位取得後10年以内の者。
  • (2)演題の筆頭著者として発表申し込みを行い、実際に発表する者。
  • (3)過去に「日本生物物理学会若手奨励賞」あるいは「若手招待講演賞」を受賞している場合は、受賞内容に関する総説か原著論文を本学会欧文誌(Biophysics and Physicobiology)に掲載した上で、別内容の成果を発表する者。

なお、若手奨励賞の授与件数は5件以内と定められています。また、「若手奨励賞」あるいは「若手招待講演賞」を受賞した場合、原則2年以内に、受賞内容に関する総説か原著論文を本学会欧文誌(Biophysics and Physicobiology)に投稿いただくことが義務づけられています。学生会員の場合、「若手奨励賞」と「学生発表賞」の両方に応募することが可能です。

2. 申し込み手続き
「日本生物物理学会若手奨励賞」への応募者は、一般発表の申し込み手続きの際に、日本生物物理学会のウェブサイトの応募フォームをもとに応募書類を作成し、pdfに変換した上で演題登録サイトからアップロードしてください。応募は一人一件に限ります。本年度から応募書類の内容を変更したため、以前に応募された方が再応募される場合は、新しい応募フォームを用いるようご注意ください。学生会員で、若手奨励賞と学生発表賞の両方に応募する場合、応募フォームの2dに「学生発表賞にも応募する」旨を明記してください。また必ず学生発表賞の申し込み手続きも行ってください。若手招待講演者として選ばれた場合は、「学生発表賞」への応募は自動的にキャンセルされます。

3. 研究分野
1.蛋白質の構造と機能 2.蛋白質の物性 3.核酸 4.細胞生物的課題
5.光生物 6.筋肉 7.分子モーター 8.生体膜・人工膜
9.生命情報科学 10.イメージング・計測 11.脳・神経 12.その他

4. 選考
一次選考にあたる若手奨励賞選考委員が、提出していただいた書類をもとに、二次審査の対象となる10名程度の受賞候補者を選定します。受賞候補者には「若手招待講演者」として、年会1日目の「若手招待講演シンポジウム」で口頭発表をしていただきます。二次選考にあたる若手奨励賞選考委員によって口頭発表が審査され、最終的に5名以内の「若手奨励賞」の受賞者を決定します。若手奨励賞に選ばれなかった招待講演者には、原則として「若手招待講演賞」を授与します。一次および二次選考にあたる若手奨励賞選考委員会は日本生物物理学会理事会において決定されます。

5. 表彰
「日本生物物理学会若手奨励賞」の表彰は年会2日目の懇親会で行います。「若手招待講演者」は年会2日目の懇親会は招待として、懇親会参加費はお返しします。受賞者には賞状と記念品を贈呈いたします。「日本生物物理学会若手奨励賞」「若手招待講演者」の氏名と演題は、日本生物物理学会のウェブサイト上で公開します。

6. 申し込み期間
年会における演題登録と同期間で6月20日(月)から7月20日(水)までです。締め切りました
ただし、演題登録の締め切りを延長した場合は、若手奨励賞の申し込み期間も延長します。